えー、いろいろ面白かったイベント「負け組(認識派)サミット」について述べてみたいと思います。



【イベントは失敗】


まず、このイベントは失敗でしょう、このサミットで何かが変わったとは思えません。
(さすがにKさんの主張していた『負け組サミット』という煽りのネーミングは常識家のケントさんあたりに拒否されたのだと思いますが、こういうケースでの和田グループのセンスは悪すぎます)

「勝利の雄たけび」を上げて参加者が留飲を下げることが目的だったならともかく、一般の人はこのイベントを追いかけるとは思えませんし、反対派はこれでより態度を硬化させるだけでしょう。

何のためのイベントなの?という感じです(まあ僕はこのメンバーでのトークで1時間つぶすのは楽しいので良かったですが、どうせなら別の話をして欲しかったです)。

【保守の自爆癖】


何かイベントがあるたびに保守の中で分裂や自爆があるのは、もはややむ得ないのでしょうか?
(たぶんそうだろうなぁ)

過去から何かあるごとに相互の「ビジネス」を否定してみたりで、メタメタです。

霞を食って生きるわけではないのですから「保守の発信者としてビジネスしている」ことは別に恥ずべきことではないはずです(左翼活動家それ自体が恥ずかしい肩書ではないのと同じことです)。

そして相互の主張や失言を「執拗に」叩き合ったりすることはする必要がないと思います。
(もちろん状況が継続中ならオリごとに自分の主張と根拠を示し続けることは、必要だと思いますが)

執拗な攻撃の結果、自分の仕事(しかも重要な情報発信の機会の一つ)を失う人までが出てくるとなるとこれは「現実主義」と口にするのが悲しくなるほどです。

特に今回のように外形的に勝利が確定した状況であればあるほど「雄たけび」を上げるようなことをわざわざする必要はなかったでしょう(むしろ、大統領選と同じく勝者は融和を呼びかけるべきです、たぶんイベントの趣旨としては「負け組弁明会」にすれば良かったのでは無いかと思います)。

【相互信頼をベースに世界観を作れば?】


さて、今回の問題もよくある「言葉の定義」の問題だと思います。

今回語っている内容はおおむね相互に「同じ」だからです。

完全に対立しているのは一点だけで「Qアノンの言っているような悪のネットワークが存在しているかどうか?」くらいでしょう(僕はこれについてはわかりません)。

そして今回の選挙が「不正選挙かどうか」これについて「俺は真実を知っている」という人は実はいません。

ただ「疑惑が多すぎてこれはこのまま通すべきではない」立場と「証拠はないからこれは通すべきだ」という立場に分かれているにすぎません。

実際問題この選挙に中国やロシアが関与していることを否定している人はいません、問題になっているのは方向性ではなく「証拠のある不正の量」にすぎません。


選挙自体の結果はもちろんアメリカの選挙ですからアメリカのプロセスで「正当」なので通すという結果になりました……が中国の脅威は今回「選挙自体を否定するほどの証拠がない」と「認識」する人たちも「静かなる侵略に気をつけろ!」という本まで販売しているのですから「陰謀」それ自体を否定しているわけではないのです。


もしも今回「認識派」の人たちが「今回証拠がなかったから、これできれいさっぱりシロ、バイデンは正義」と思っているなら問題ですが、そのようには見えません。

なので「認識派」は「疑惑派」の人たちと早期に「サミット」を行い「今回の選挙にも問題は多く、みなさんの言うこともわかりますが、証拠がない中では結果を覆すことはできないという立場です」ということを繰り返せば良かったと思います。

(まあ逆に「疑惑派の人」がそのように融和的にふるまっても良かったのでしょうけど)

実際問題、僕には「中国がうまくやった結果選挙結果が転がった(オーストラリアのターンブル政権のようなもの)」とも見えますし、「そこまでの不正はなかった」と言われたらそんな気もします、今の段階の証拠や訴訟事例(ドミニオン社がベルルスコーニを訴えたぞ)を並べ立ててみたところで「わからない」というのが答えではないでしょうか?

(で、実際問題として相互の多数の証拠を並べられたところで読む暇さえないでしょう……僕としては「疑わしいと思う人はどんどんいろんなところを掘ってくれ」という形で安全率をとっていくほうが良いと思います)

ルーズベルト政権が当時の技術、財力のソ連にあれだけやられていたことを考えれば、今回どこまでの範囲が「やられている」かはたぶん今の段階ではわかりません。

武田邦彦先生の言うように人間の知性は未来のことがわかるほど高等なものではありません。
(サミットの発言でも「開票速報を見たら思わずトランプ大統領いけるかと思ったけど…」とありましたが、プロでもそういう常識的なことを少なくとも瞬間的には見落としてしまうものです)

ディープなステートにしても「既得権者の利権のネットワーク(エリート層の一般人との利害の分離)」という意味で捉えればその存在を疑う人はいません(規制緩和の重要性ではみんな一致しています)、ただ一部の主張のように彼らが「一枚板の神のような存在」という認識は少し雑だと思いますが、「通底している思想的根拠」があるのも事実です。


僕は「思った以上に中国はうまくやってる可能性もあるな」とは思いますし「世界的なつながりはあってもおかしくないな」とは思いますが、証拠もないですし「たぶん一枚板ではないな」と何となく思います。

(まあ一枚板の定義にもよりますね、今の既得権層にあるような利害とエリート主義思想で生まれるネットワークも分離していないという意味では一枚板ということになるかもしれませんが、そうなるとなんでも一枚板ということになります……このあたりの相場感が無いことは日本人の多くにある無知、歴史観の欠如によるものです。このあたりが教育からスポイルされているのはたぶんコミンテルンの陰謀(スパイは決めつけでOK)なので、やはり一枚板疑惑も出てくるわけですが(笑))

仮に「実は一枚板」だったとしても実際に世界はまだ中国に掌握されていない(そしてオーストラリアのようにひっくり返るケースもある)のですから「一枚板で神のような秘密機関でも人間社会はそんなに簡単には支配できない」というあたりで手を打てば良いのではないでしょうか?


【あの態度の変化にはウラがある?】


えー、和田グループのみなさんは「ウェーイ」と盛り上がってしまっているだけでしょう。
そこについては何も言いません。

それ以外の特にアメリカと直接パイプのある政治の専門家について態度の変化が激しく見えると思いますが、彼らはプロとして今後もアメリカ側の人間と対話しないといけませんからアメリカ側の人間の感情に配慮した態度をとるのが当たり前です。

まあなので彼らがアメリカの決断に尊重を示し、アメリカ側の人間の表明する感情(Qアノンやその信者的なものへの蔑視)に同調せざるを得ません。

(陰謀論者だとかバカだと思われたら協調できなくなります)

もしくは、バイデン政権では「レッドパージ(共和党排斥)」が激しくなり、実際問題として渡航などができなくなるようなニュアンスの情報が出てきているのもその一因かもしれません……まあでも「仕事に差し障るような発言はできない」としても責められるようなことではないでしょう。

【日本人は感情的か?】


と、いうわけでケントさんは常識的な人だとは思いますが、やっぱり今回の一連の事件では大きく傷ついたと思います。
(ダメだよケントさんに「アメリカの法律がわからない」なんて言っちゃ……ただもはや起きたことがスゴすぎて法律よりもコモンセンスの問題になっている気はしますが、どっちにしろ日本人よりケントさんのほうが良く理解しているはずです)

なので、日本人のあり方についての認識に一言だけ。

日本人はむしろ進歩しているからこそ「14歳(Byマッカーサー)」的なのです。

ケントさんも目をつぶってバイトを雇うなら日本人のほうが良いでしょう?

日本人は14歳的に相手を信頼するからこそ社会の効率は決して悪くないのです(が、仕組みを作るところがそこに付け入ってヘンテコな意思決定で…上は官僚から下はブラック企業まで14歳的な日本人を痛めつけています)。


問題は日本人から毒気(歴史認識)が抜けすぎてしまったことではないでしょうか?

今回の選挙についてのトラブルも日本人の多くは驚いていましたが、それは無知と(番組の中で紹介のあったように沖縄選挙区はいまだに選挙管理が無法状態ですし、山縣有朋だって海千山千の野党議員を買収して日本初の予算を議会通過させたりしたわけです)、14歳的な誠意によるものです。

日本人は「アメリカが転んだ、これを活かしてどうトクをしようか」とは考えず(無知だから無謀なんですが)「真顔で助言」しているわけです。

そして日本人は14歳的であることはすでに十分です、次は歴史を学びましょう。
アメリカ人に何かを言いたければ、わが身を振り返って言葉を選ぶことができるくらいには!!