【日本に未来は・・・?】


念頭からどこを見ても悲観論が多いようだ、もちろん僕も楽観はしていないが、絶望もしていない。


もちろん私はエコノミストやアナリスト、政治家や官僚のような指導者層、それどころかアマチュアのウォッチャーでさえない。

情報は不足しているし、偏っているだろう。

したがって判断の基準は『身体感覚に合っているか?』という「論理的に理解しうるか?」「現実に起こっている現象に矛盾しないか?」「自分の考える限り最善の努力で実現しうるか?」の三つを混合したものにすぎない。

その限りにおいて、日本には絶望的な要素はないと思う。


【大規模な組織は舵を切りにくい】


それでも「楽観していない」のは日本が『大国』だからだ。

大きな船ほど『舵を切りにくい』、現状は致命的ではないにしろ油断していたら「もう氷山は避けられない」フェーズに入ってしまうかもしれない(この20年を考えたら・・・「20年」は決して短くないが、それでも日本は問題を解決できずにいる)。

とはいえ、物理的に必要なものが「ない」状態ではない。

誰もが指摘するように日本の課題は『ソフトの弱さ』特に『ネットワーク機能の弱さ』だろう。


日本国は「個々のユニット」はかなり強いが、共同作戦を取ることが出来ずにいるように見える。

『技術』はある、「ドイツの戦車にしか無線機がついていない」という時代ではない。

日本の各企業はかなりのレベルで「情報技術」を受け入れている。
(ただし『ハコ』が主体である)


【ソフトは「すぐに切り替えできる」】


インターネットサービスで躍進する新興国を尻目に、日本の動きは見るからに鈍重だ。

私たちはそれの『細部を日常的に目の当たりにする』のでなおの事、粗が目立つ。


しかし、重工業を育成するのとは違い「インターネットサービス」というような『ソフト産業』や『活用』を実現するのは比較的容易である。

ソ連軍はドイツ軍に習い『装甲機動戦術』を身に付けたし、アメリカ軍は空母による『アウトレンジ戦法』を瞬く間に身に付けた(『総力戦』を戦いながら、ほんの1年でこれらの『ソフト』はコピーされた)。


日本はなかなか頭を切り替えられずに20年がたった。
しかし今回はまだもう少し時間がありそうだ(太平洋戦争はわずか4年ほどで終結した)。

確かに多大で、合理的にはしなくて良い低迷を続けたと思うけれど、20年待てた今回は『世代交代』で「ソフト革新」が起こるのではないかと僕自身は考えている。

この機に社会の諸制度(政治や労働法など)も切り替えることが出来れば、未来はきっと暗くはないだろう。

【『強い日本』に求められるのは「ハード」ではなく「柔軟さ」だ。】



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