【大山神社】

小学校跡を超えて数分進むとそこに広場がある。
そしてその広場の奥に神社がそっとあった。
男鹿島偵察記


おそらくはこの島の象徴であった"大山"を祀っていた場所だったのだろう。

何もない場所だったが、真新しい社はこの神社がいまだに生きていることを物語っていた。


周りには何もない。しかしかつてはあの坂を小学生が歩き、にぎやかな光景を作っていたこともあったのだろう。



しかしとりあえず、お参りを済ませたあと、われわれは一路宿を目指した。
出航の時間が迫っていた。

男鹿島偵察記 男鹿島偵察記

青井浜には直接船が乗り付けてくることもある。ぐんぐんと浜に船が近づいてくるのはなかなか見ごたえがある。




男鹿島偵察記 男鹿島偵察記


【ママ】

さて、食事をしていたときに、青井荘はまた別の"常連さん"を迎え入れていた。

それが宿の人やき〜さんが「ママ」と呼ぶ女性とその旦那さんだ。

二人は直接青井荘の桟橋へと乗りつけた。


き〜さんはこのママと話していた。
おそらくバイト時代から変わらない二人のやりとり。

「あほやなぁ〜」われわれは定期船の往復券を買っていたが、ボートに乗せてもらえることになった。

き〜さんはどうもママが来ることを知っていたようだが、連絡を取らずに島に渡っていた。

雨が降るという予報があったからだろう。

ママも何人かで島へ来る予定をキャンセルして、自分たちだけのランチにこの島へと立ち寄る予定にしたらしい。

似たもの同士なのである。


…とにかくも、ママのお気遣いでボートに同情させてもらえることになっていた。


神社から戻る、やや慌て気味に砂浜へと出るがとりあえず誰も居ない。

…ママのボートもそのままだ。


とりあえず、海を眺める。

もう、これでひとまずさよならだ。
男鹿島偵察記


【出航】
男鹿島偵察記


…とか、なんとか言いながらその後しばらくもたもたして、ようやく出航となった。


ママの荷物をき〜さんが持たされる。

まあ、こういうプレイなんだろう。


青井荘の横を抜けて、桟橋へと向かう。

REINAは17人乗りの小さな船だ(まあモーターボートなのだから当たり前なのだが)。


き〜さんが船を引き寄せてくれる。

「こんなんいつもはしてくれへんで、サービスや」とママ。


桟橋を蹴っ飛ばして、船が岸をゆっくりと離れる。
船によってやり方はいろいろあるようだ。

ガガガガ…というような小刻みな振動とともにグングンとスピードが上がる。

青井荘が見る間に小さくなる、すると今まで小さくしか見えなかった切り立った山が巨大に見える。

男鹿島偵察記


「今日は宝クジを引いたで〜、ほんま」とき〜さんが言う。

好天の中、船は相生を目指してスピードを上げていった。
男鹿島

15時10分相生港到着

[終]

男鹿島行程図

男鹿島偵察記 男鹿島偵察記 男鹿島偵察記

男鹿島偵察記 男鹿島偵察記 男鹿島偵察記

男鹿島偵察記 男鹿島偵察記 男鹿島偵察記


<男鹿島偵察記もくじ>
全編一括版
分割版
1:出発 2:上陸 3:海 4:青井荘のオススメ 5:青井荘の設備紹介 6:探検 7:脱出