【神社】
島の南側に"大山神社"という神社があると地図に記されている。
この神社について調べると、どうもかつてこの島に住んでいた縄文人たちの遺物が発掘されたこともあったようだ。
もちろん島を漫然と歩くのも良い。
しかし、この地図上の社マークには興味がそそられていた。
そして、さっき行きに車で走ったルートを考えると、このルートを歩くのはさぞ楽しい体験になるに違いなかった。
き〜さんは嫌がっていたが、とりあえず4人と宿の息子さんを加えた5人は軽自動車に乗ってこの神社を目指すことになった。
とりあえずこの島に警察官が居ないことに感謝しつつ南へ向かう。

【大山】
男鹿島は小さな島だ。
また、入手していた地図の等高線から見てもこの島に300mより高い場所がないことは明らかだった。
しかし、複雑にかみ合った等高線からは島の地形を想像することは困難だった。
現物を見れば納得だが。
複雑にかみ合った高低の落差は島の各地に存在する"切り落とし"、人間の手による崖によるものだ。
採石場を潜り抜け、島の南部へと到達すると、ひとつの坂に差し掛かった。
緯度から考えるとここが大山神社のほぼ真東に違いない。
急斜面を5人の男女を乗せた車が上がっていく。
"カッ・カッ・カッ・カ……"ギアボックスが空回りする音が聞こえる。
だれか降りて押すか…そう言っていたが何とか坂を上りきる。
坂を上りきると新しい景色が開けた。
南の海岸には、巨大な建造物が見えた。
大きな湾の3分の1はあろうかという人工物。
それを眺めながら坂を下る。
下りはあっという間だ。
そして坂を下りきったあたりに、鬱蒼と草の茂る台地があった。
出発するときに話にあった小学校跡なのだろう。
もしもあればこれも良い見ものになっただろうが……これはすでに取り壊されて、何年も経っている様子だった。

<男鹿島偵察記もくじ>
全編一括版
分割版
1:出発 2:上陸 3:海 4:青井荘のオススメ 5:青井荘の設備紹介 6:探検 7:脱出
島の南側に"大山神社"という神社があると地図に記されている。
この神社について調べると、どうもかつてこの島に住んでいた縄文人たちの遺物が発掘されたこともあったようだ。
もちろん島を漫然と歩くのも良い。
しかし、この地図上の社マークには興味がそそられていた。
そして、さっき行きに車で走ったルートを考えると、このルートを歩くのはさぞ楽しい体験になるに違いなかった。
き〜さんは嫌がっていたが、とりあえず4人と宿の息子さんを加えた5人は軽自動車に乗ってこの神社を目指すことになった。
とりあえずこの島に警察官が居ないことに感謝しつつ南へ向かう。


【大山】
男鹿島は小さな島だ。
また、入手していた地図の等高線から見てもこの島に300mより高い場所がないことは明らかだった。
しかし、複雑にかみ合った等高線からは島の地形を想像することは困難だった。
現物を見れば納得だが。
複雑にかみ合った高低の落差は島の各地に存在する"切り落とし"、人間の手による崖によるものだ。
採石場を潜り抜け、島の南部へと到達すると、ひとつの坂に差し掛かった。
緯度から考えるとここが大山神社のほぼ真東に違いない。
急斜面を5人の男女を乗せた車が上がっていく。
"カッ・カッ・カッ・カ……"ギアボックスが空回りする音が聞こえる。
だれか降りて押すか…そう言っていたが何とか坂を上りきる。
坂を上りきると新しい景色が開けた。
南の海岸には、巨大な建造物が見えた。
大きな湾の3分の1はあろうかという人工物。
それを眺めながら坂を下る。
下りはあっという間だ。
そして坂を下りきったあたりに、鬱蒼と草の茂る台地があった。
出発するときに話にあった小学校跡なのだろう。
もしもあればこれも良い見ものになっただろうが……これはすでに取り壊されて、何年も経っている様子だった。

<男鹿島偵察記もくじ>
全編一括版
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1:出発 2:上陸 3:海 4:青井荘のオススメ 5:青井荘の設備紹介 6:探検 7:脱出
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