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2009年6月21日実施
2009年6月23-25日記す
【全編一括版】
【朝】

6時30分
携帯電話のスヌーズで目を醒ます。
…15分寝坊だ。

眠い。

しかし、急がなくては。
ののみに餌と水を与えて家を出た。

現在の基地である部室(又は事務所)は西中島南方の4丁目にある、新大阪の駅までは歩いて10分

そして、今日車を借りるニッポンレンタカー新大阪までも、歩いて10分ほどだ。

新大阪の新幹線の操車場を歩道橋でまたぎ、新幹線のホームはトンネルでくぐって『新大阪駅』を南から北へ縦断する。

トンネル付きの歩道橋を越えると左手に例の『ニッポンレンタカー』という赤い看板が見えた。


朝から先客が居る。
どうも保険の説明をされているようだ。

女の人が説明を聞き、にやけた兄ちゃんは隣のベンチで曖昧な表情を浮かべている。

「保険をつけてください」と言い、女性はお金を払って出て行った、男もそれに続く。

とりあえず言う事は同じだ「保険をつけてください」。


【待ち合わせ】

7時15分
約束の30分よりも15分早い。

それはそれとしてトイレに行きたくなってきた。
自動車の冷房を効かせ過ぎたせいかも知れない。

緑の人におびえながらマルビルのトイレに駆け込む。

そうこうしていると時間、まずき〜さんが、そしてまんさくさんと友さんが到着し、皆で車上の人となる。

【移動】

7時40分
車に乗る。
高速のインターについて意見が分かれる。

最終的には福島から乗ることになるが、おそらく西宮が正解だったのではないだろうか?

まあとはいえ違いは微々たる物だが。

今回の目的地は姫路港である。

大阪-梅田から姫路へは大きく二つのルートが存在する。

まず湾岸を進むルート、西宮から高速に乗り、三ノ宮を通過して第二神明道路、加古川バイパスというルート。

このルートは大観光地の神戸を通過するため時間によっては大きな渋滞が予想される。

もう一つは、どこかからか…今回は福島から、阪神高速にのり、北へ進み、宝塚方面へ山の中を進む中国道を一路西へ、最後は播但道にすすみ山の中から姫路港へと下りてくるルートである。

こちらも宝塚周辺は渋滞することで有名だ。

ま、しかしどちらも今回はあまり関係ない、早朝の移動は渋滞を避ける。

姫路港まではどちらを通ってもおよそ100km
音楽がない※事を除けば快適なドライブとなった。

※スピーカーが無い!!事件


【姫路港】
男鹿島偵察記


まだ空は暗い。

姫路港とはいうが瀬戸内海の島への定期船のような小さな船は旧飾磨港の港を使う(飾磨は町村合併で姫路市に統合された)。

飾磨港からは有名な「小豆島(しょうどしま)」へのフェリー、そして今回の目的地である「家島諸島」その中にある「男鹿島(たんがしま)」への船もここから出る。

9時25分ごろ港に到着

港はコンパクトだが、駐車場を探して右往左往するとちょうど良い時間になる。

姫路ポートセンタービルが定期便の乗り場兼切符売り場、そして姫路港旅客ターミナルという不定期便のための建物がその少し先にある、港の先の先というような場所にあるこの立派な建物は薄暗く、何の業務も行なっていないように見えた。

そこの裏の駐車場は1日500円他の駐車場は1時間100円なので長い時間を止めるならこっちがお得だ(しかしターミナルの前には大量の自動車が駐車されていたのでもしかするとここに止めてしまえば良いのかもしれない)。

45分に切符を買い、船を捜す。

この船、坊勢汽船の文字が記された、小さな船だ。
男鹿島偵察記 男鹿島偵察記



男鹿島行程図

【時速48.9km】
男鹿島偵察記 男鹿島偵察記


出港前の船はドロドロとアイドリングを続け不快な煙を吐き出し続けている。
船室は当然快適なはずだ、しかしやはり船に乗るのであれば海を直に見ていたいものだ。

従って船尾に陣取って排気ガスに燻されるのもやむ得ないといえる。
男鹿島偵察記


やがて『坊勢汽船』と胸に縫い取りされたツナギのおじさんが船の縁(ヘリ)をするすると渡ってきて埠頭にゆわいつけられていたロープを外した。

出港だ。

船のサイドが泡立つ。
岸から離れるためのサイドモーターがあるのだろうか、ジワジワと岸からはなれる。


そして、岸までが泳ぐにしてもやや面倒という距離まで離れた頃に重い音とともに船がゆっくりと回りはじめる。
メインのスクリューが回り始めたのだろう。

低い音と、振動を感じているとたちまち船の速度が上がり始める。
―――時速48.9km

この速度で走るにしてはかなり大きいと思われる船が海の上をガタンガタンと一定の上下動をしながら駆け抜けていく。

ものすごい向かい風を感じる。
風は湿度で重い。
男鹿島偵察記 男鹿島偵察記 男鹿島偵察記



しばらくすると船室からカブスカウト※がわらわらと踊りだしてきた。

そこらに置いてある釣りさおやアイスボックスを蹴っ飛ばしたりしながら、飽くことなく海を眺めていた。
きっとこの海が彼らの海のイメージとして長く残るのだろう。


船は港と停泊する船の間をすり抜けて島へと向かう。
男鹿島偵察記

※カブスカウト…カブスカウトはボーイスカウトの年少組織、写真に写っているのは正確にはビーバースカウトで幼稚園向け、カブスカウトは小学生、ボーイスカウトには中学生と年齢層で対応している。その後シニア(高校)、ローバー(大学)が続く。



【上陸】

しばらく無言で(猛烈な風と延々と続く低いエンジン音で口も重くなる)海を眺めていると、水平線上にすぐに影が浮ぶ。

暗いシミはなかなか大きくならず、横にだけ徐々に広がっていく。

近づいてくるにつれてその理由がわかった。
島はその上部が霧に覆われていた。

水平線と霧までの高さ数十メートルだけが見える。
男鹿島偵察記 男鹿島偵察記


どっしりと重い天気、しかし船に揺られている事と、その船が思いのほかの高速であった事でやや興奮気味に船を下りた。
男鹿島偵察記


島の港は静かだった。
コンクリート製のよくある桟橋に船は着いた。

上陸すると誰かがクラゲを見つけて歓声をあげる。

そして桟橋を渡りきると不思議な事にほのかに晴れ間が見えた。

霧に覆われて見えた場所からはほんの数百メートルしか距離は変わらないはずだが、男鹿島の湾には陽がさしていた。


【パリダカ】
男鹿島偵察記


島に着くと宿からの向かえが来ていた。

き〜さんが25年前にバイトに入ってから毎年通っている宿だ、1年ぶりの再会を喜ぶ親しげなやり取りが続いている。

他のメンバーはクラゲを写真に取れるかどうかについて議論していた。
とりあえず、デジタルカメラでも撮ってみる。


き〜さんと宿のひとが桟橋から陸へと歩き始めていた、残る3人(つまり俺と友さんとまんさくさん)も陸への橋を渡る。
男鹿島偵察記 男鹿島偵察記

右:離れていく船、続いて坊勢島へと向かう。


桟橋のそばにとまっている車はどれもひどく土で汚れていた。
パリダカールラリーに出ている車のアップを思い出しながら、さらにナンバープレートもあまり付いていない事に気が付いた。

宿の人はあとで「この島にはどろぼうと警官が居ない」と教えてくれたが、真相はよくわからない。
男鹿島偵察記


宿の人が手配してくれた車に乗り込む。
車はガタガタと揺れながら(桟橋のあたりは舗装が無かった)動き始める。

道路に入ってほっとしたのも束の間、車は黄土のなかへとつっこんだ。

次々に現れる石の壁や土塁を避けて右へ左へと、車は揺られる。
もちろん断続的に車は揺れ、車の周りにはもうもうとした土煙が上がる。
男鹿島偵察記


男鹿島は伝統的な石切り場で大阪城の石垣用にも巨石がいくつも切り出されていった(このときに切り出されたままで大阪まで運ばれなかった石が20世紀の末に新大阪に運ばれモニュメントになっている)。

その後、近代になって、埋立地を造成するたびにこの島からは石や土が切り出されてきた歴史がある。

歴史があるとは知っていたが、それが島の各地に点在し、それを横切らなければどこにも移動できないとは知らなかった!

カルチャーショックというのはどういうところにも転がっているものだが呆然としたまましばらく我慢しているとまた舗装された道へと入った、

するとそこが今回の目的地"青井荘"であった。

10時21分、わずか5分ほどのドライブ。
男鹿島偵察記




【青井浜】
男鹿島偵察記 男鹿島偵察記


青井荘は青井浜という浜に立っている。
小さな砂浜で、すべてが手に取るような範囲にすべて収まっている。

青井荘は1軒の海の家と海の家に付随する宴会場、そしてペンション形式の別棟。
宴会場の反対側に1軒の宿泊目的の別棟があり。

さらにその裏には青井荘が所有する民家が存在する。


青井浜はまだ暗く、海は彼方まで広がっているかはわからなかった。

しかし、特異な景色が広がっているのは良くわかった。

土がむき出しの崖、そしてその上に少し木が茂り、反対側も切り落としたように崖。
ジュラシックパークか、グランドキャニオンかという景色。
この島は人類、日本人によって何百年も削り続けられた島なのだ。

自然の景観とは言えない景色だが、単に人工物ということもできない風景。
自然と人間の合作による奇景だ。

もちろん単純に自然破壊ということもできるだろうが、しかし、心惹かれる風景。
巨大な質量と斬新なコントラストが変化に富んだ景色を作り出している。


瀬戸内海の青、そして緑、さらにむき出しの土が示す黄色。

青・緑・黄のトリコロールが男鹿島の色だと言える。

青井浜パノラマ

男鹿島偵察記 男鹿島偵察記 男鹿島偵察記


【海】

海を見たらとりあえず波打ち際に立ち、沖を眺める。
これは一種のパターンであろう。

ステレオタイプに浸りながら満足感を感じる。


しばらく砂浜散策していると、宿の人が何かの話をしている。
別のお客さんからの注文を確認しているようだ。

「サザエが10コ、あわびが3コ…」

き〜さんはその宿の人について宴会場の横についている薄暗い部屋の中に入っていく。

そこに友とまんさくさんも入っていったので、俺もついていく。


薄暗い部屋にはいくつもの生け簀があり、横の水槽にはサザエやあわびが沈んでいた。

モーター音が響き、海水を生け簀へと供給しているのがわかる。


生け簀にはハゲや蛸、鯛、平目などが泳いでいた。

青井荘は海の家だが、同時に漁師の宿でもある。
朝取れた魚がこうやって蓄えられている。

き〜さんが「ハゲは旨いよ」というと、宿のおやじさんが「いやー、今はどうかなぁ〜…時期が少し外れてるから肝がないで。」と答えた。

男鹿島偵察記 男鹿島偵察記


とりあえず小屋を出る、一仕事負えた気持ちになり、砂浜のパラソルで一服することになった。

男鹿島偵察記


【バイト】

さて、先にも述べたがき〜さんはこの宿で25年ほど前18歳の頃にアルバイトをして、そこからご縁が始まったのだが…。

「おー、えぇ〜とこに居たわー。ビールのグラス、10人分もってって。」

おでんを選んでいるとき〜さんが臨時のバイトに借り出される。

とりあえずおでんを選び、パラソルで待つ。
ビールはとりあえずアサヒを。

カンパイをしてしばらく話しているとまた海の家から声がかかる。

「刺身ができたでー、もってってー」

き〜さん刺身を受け取り宴会場へ、そして席に戻るとまた。

「刺身ができたでー」

き〜さんが戻って来ないまま海を眺める。

おでんが旨い。

残念ながらビールはパスで、生茶を注ぐ。


き〜さんが幾度か厨房と宴会場を往復しているのを横目に海を眺めていると。

「これ飲んでや」と宴会場のお客さんがキリンを差し入れしてくれた。

き〜さんの労働に対する報酬だろう。
「あ、ありがとうございます」き〜さんは戻っていない、なんとなく居心地の悪い感じを受けながらビールを受け取る。


しばらくしてき〜さんが戻って来た。
事情を話す、き〜さんは苦笑しながら席に着いた。

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【報酬】

『大丈夫〜、むくわれることがあるよー』とき〜さんを借り出したおかあさんが言っていた。

そう報われることはある。

本日の青井荘のおすすめは。

・鯛刺身
・イカ刺
・タコ刺
・以上の刺身をしゃぶしゃぶで
・鯛の荒煮
・海老のから揚げ
・蛸のから揚げ
・骨のから揚げ


ご馳走様でした!き〜さん!!

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【晴れ】

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食事を終え海を眺めると。
外は完全に夏になっていた。


とりあえず砂浜へと出た。

なかなか優雅なバカンスである。

男鹿島偵察記


【偵察行】

さて、ではようやく今回の偵察行の本編へと入ろう。

まずは青井荘の全体像だ。

前にも説明したが下の図にあるとおりの配置になっている。

青井荘

"青井荘は1軒の海の家と海の家に付随する宴会場、そしてペンション形式の別棟。
宴会場の反対側に1軒の宿泊目的の別棟があり。

さらにその裏には青井荘が所有する民家が存在する。"と説明している。


本館
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宴会場
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ペンション
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宿泊棟
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民家
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露天風呂
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施設はコンパクトであり、あまり多くのアミューズメントは存在しない。

もっともそんなものが欲しければ島には来ずに、USJにでも行けば良い。


しかし、とはいっても、まったく何もないよりも、なにかそこにしかない遊びを探すのもひとつの楽しみではある。

バーベキューについては図にも"バーベキュー場"と示されているとおり可能だ。

また釣りや漁も可能である。


しかし、それとは別にあとひとつ用意できるのではないかという遊びがあった。

それが島内探検、まあ最近の言葉で言えば"トレッキング"である。

地図を調べていたところいくつかの気になる施設があった。

【神社】

島の南側に"大山神社"という神社があると地図に記されている。

この神社について調べると、どうもかつてこの島に住んでいた縄文人たちの遺物が発掘されたこともあったようだ。

もちろん島を漫然と歩くのも良い。

しかし、この地図上の社マークには興味がそそられていた。

そして、さっき行きに車で走ったルートを考えると、このルートを歩くのはさぞ楽しい体験になるに違いなかった。


き〜さんは嫌がっていたが、とりあえず4人と宿の息子さんを加えた5人は軽自動車に乗ってこの神社を目指すことになった。

とりあえずこの島に警察官が居ないことに感謝しつつ南へ向かう。
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【大山】

男鹿島は小さな島だ。
また、入手していた地図の等高線から見てもこの島に300mより高い場所がないことは明らかだった。


しかし、複雑にかみ合った等高線からは島の地形を想像することは困難だった。

現物を見れば納得だが。


複雑にかみ合った高低の落差は島の各地に存在する"切り落とし"、人間の手による崖によるものだ。


採石場を潜り抜け、島の南部へと到達すると、ひとつの坂に差し掛かった。

緯度から考えるとここが大山神社のほぼ真東に違いない。

急斜面を5人の男女を乗せた車が上がっていく。

"カッ・カッ・カッ・カ……"ギアボックスが空回りする音が聞こえる。


だれか降りて押すか…そう言っていたが何とか坂を上りきる。

坂を上りきると新しい景色が開けた。


南の海岸には、巨大な建造物が見えた。

大きな湾の3分の1はあろうかという人工物。


それを眺めながら坂を下る。
下りはあっという間だ。


そして坂を下りきったあたりに、鬱蒼と草の茂る台地があった。

出発するときに話にあった小学校跡なのだろう。
もしもあればこれも良い見ものになっただろうが……これはすでに取り壊されて、何年も経っている様子だった。
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【大山神社】

小学校跡を超えて数分進むとそこに広場がある。
そしてその広場の奥に神社がそっとあった。
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おそらくはこの島の象徴であった"大山"を祀っていた場所だったのだろう。

何もない場所だったが、真新しい社はこの神社がいまだに生きていることを物語っていた。


周りには何もない。しかしかつてはあの坂を小学生が歩き、にぎやかな光景を作っていたこともあったのだろう。



しかしとりあえず、お参りを済ませたあと、われわれは一路宿を目指した。
出航の時間が迫っていた。

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青井浜には直接船が乗り付けてくることもある。ぐんぐんと浜に船が近づいてくるのはなかなか見ごたえがある。




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【ママ】

さて、食事をしていたときに、青井荘はまた別の"常連さん"を迎え入れていた。

それが宿の人やき〜さんが「ママ」と呼ぶ女性とその旦那さんだ。

二人は直接青井荘の桟橋へと乗りつけた。


き〜さんはこのママと話していた。
おそらくバイト時代から変わらない二人のやりとり。

「あほやなぁ〜」われわれは定期船の往復券を買っていたが、ボートに乗せてもらえることになった。

き〜さんはどうもママが来ることを知っていたようだが、連絡を取らずに島に渡っていた。

雨が降るという予報があったからだろう。

ママも何人かで島へ来る予定をキャンセルして、自分たちだけのランチにこの島へと立ち寄る予定にしたらしい。

似たもの同士なのである。


…とにかくも、ママのお気遣いでボートに同情させてもらえることになっていた。


神社から戻る、やや慌て気味に砂浜へと出るがとりあえず誰も居ない。

…ママのボートもそのままだ。


とりあえず、海を眺める。

もう、これでひとまずさよならだ。
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【出航】
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…とか、なんとか言いながらその後しばらくもたもたして、ようやく出航となった。


ママの荷物をき〜さんが持たされる。

まあ、こういうプレイなんだろう。


青井荘の横を抜けて、桟橋へと向かう。

REINAは17人乗りの小さな船だ(まあモーターボートなのだから当たり前なのだが)。


き〜さんが船を引き寄せてくれる。

「こんなんいつもはしてくれへんで、サービスや」とママ。


桟橋を蹴っ飛ばして、船が岸をゆっくりと離れる。
船によってやり方はいろいろあるようだ。

ガガガガ…というような小刻みな振動とともにグングンとスピードが上がる。

青井荘が見る間に小さくなる、すると今まで小さくしか見えなかった切り立った山が巨大に見える。

男鹿島偵察記


「今日は宝クジを引いたで〜、ほんま」とき〜さんが言う。

好天の中、船は相生を目指してスピードを上げていった。
男鹿島

15時10分相生港到着

[終]

男鹿島行程図

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